今日は東京都議会議員選挙の投票日である。
どういう結果になるか、衆議院選挙の前哨戦であることは間違いない。
ここ1~2ヵ月の地方の首長選挙は民主党支持候補の勝利、当選が続いている。
名古屋、さいたま、千葉の各市長選挙。そして静岡県知事選挙といずれも自民対民主の戦いで民主の勝利になった。
そして今日の都議会議員選挙である。
いま国民の思いは「政治を変えよう」ということだと思う。
これはマグマの様にますます熱く大きくなっている様に感じる。
一般的に「政策・マニフェスト」が大切だという論調が主流である。当然のことだと思う。
しかしあえていえばそれ以上に重要なことが「政権交代」であると思う。
作家の石川好氏が政権交代についてこう述べている。
『政権交代とは何か。それはある政権が支配していた税金の使い道が変化するということである。政治権力の源泉は税金にある。軍隊も警察権力も検察権力もすべて国民の支払った税金によって維持される・・・
権力とは税を集め、税を使う権力のことである。独裁政権であれ長期政権であれ、これが望ましくないのは、この税の集め方と使い方の独占が続くことで必ず不正流用、不正蓄財が発生してしまうからである。このことが“あらゆる権力は腐敗する”という意味なのである。それゆえ、自民党が一党支配を50年も続けている日本では「政権交代」とは革命にも匹敵するものである。それは何故か。現在、日本が抱える借金は国と地方を合計すれば1000兆円を越すといわれている。この借金を作ったのは自民党を中心とした長期政権である。
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政権交代が起こるということは一党支配によって生み出された積年の会計帳簿に対し、全面的にメスが入るということである。即ち、国民の税金がどのように集められ、どのように使われていたか一目瞭然として判明することを意味しているのである。・・・税金は本当に正しく使われていたのか。誰かがネコババしたのか。国民の知る権利の根幹はその点につきる。・・・過去50年余り、自民党支配による日本政治はどのような税金の使い方をしていたのか。これが白日の下に公開され、改正される日が来て初めて政権交代が起こったことになるのである』
以上の石川好氏の主張に私も全く同感である。
こうした意味でどうしても政権交代が必要なのであると思う。