今朝NHK「日曜討論」に出演した。
今回の出演は昨日決まった。
テーマは
①尖閣ビデオ流出の件
②環太平洋協定(TPP)問題
③補正予算・財政健全化の3点である。
相手は石破自民党政調会長である。また有識者として神野東大名誉教授、山口立教大教授、鈴木東大教授の計5名である。
日曜討論はこれで2回目であるが、やはり発言時間1分間というのは短い。発言した後で「あれを言えばよかった」「あれも言いたかった」ということが多い。また与党で政府を支える責任ある立場であり、発言には自ずから慎重にならざるを得ない場面も多い。
相手である石破さんとは私がサラリーマン時代からのつき合いである。当時の彼は新進気鋭の若手政治家であった。改革志向が私と波長が合ったものである。あれから約20年、石破さんは自民党に戻り、大臣も何度か務め、自民党総裁選にも出られた。今や押しも押されぬ自民党の幹部である。出演する前、控室で一瞬だがあの若い頃の石破さんの姿をなつかしく思いうかべた。
そして、私が「久し振りですね、よろしくお願いします」と挨拶した。石破さんは「きっちりとやりましょう」と応じた。そして、厳しい政権批判のオンパレードであった。
私は石破さんの主張はとにかくすべて受け止め、あまりに一方的と思う主張には真正面から反論をした。討論中私が最も意識したのは民主党らしさである。
即ち「コンクリートから人へ」、「命を大切にする」、「人を大切にする」・・・という民主党の原点である。様々な荒波にもまれている現在、民主党らしさの発信が少なくなっていることが気になっているからだ。しっかりと発信していかねばと思う。