2泊4日のワシントン訪問から10月28日(木)午後帰国した。
ワシントンは紅葉の美しい秋であった。
今回の訪問は主にアメリカの環境政策の現状と中間選挙直前の状況を探ることにあった。
環境保護庁でのヒアリングで環境政策に対して思った以上に積極的であるという印象をもった。これは私の予想をこえるものであった。
また、雇用状況やオバマ政権との関係についてAFL-CIO本部(アメリカ労働総同盟)を訪問した。本部の事務所はホワイトハウスに近い一等地のすばらしいビルである。約2時間近く幹部と意見交換をした。その中でアメリカの雇用状況の深刻さが伝わってきた。失業率約10%、失業期間の長期化という中で政府に対する不満が拡大しており、そのことが中間選挙で民主党の苦戦の最大の要因であるという。やはり、経済、そして雇用の安定こそ政治の原点であることを実感する。
また、藤崎駐米大使と大使公邸で朝食をとりながら、最近の日米関係やTPP問題などについて1時間近く意見交換をした。美しい公邸の庭を眺めながらの有意義な一時であった。
28日午後3時に成田に着いて国会に直行し、午後5時からの政策調査会役員会に出席した。再び厳しい政治の現実と超多忙な生活に戻った。
今日は朝から台風の影響で風雨が強い。午前中から民主党神奈川県連の選挙対策委員長として来年春の統一地方選挙の候補者の面接を行った。第4次公認を事実上内定した。
今日の公認内定者の中で最高齢の69歳の男性には胸をうたれた。運送業を営む経営者である。人生経験に裏打ちされた社会観、人生観そして、現状の問題に対する的確な分析とその解決にむけた方針とその情熱。すばらしい候補者に出会った。とにかく頑張ってほしい。
明日は日曜日。
朝から夕方まで本年度予算の目玉である、特別枠のヒアリングである。
約200の事業についてまだまだ来月2日まで続く。そしていよいよ、その中から「元気な日本特別枠」を選ぶ評価会議にかける事業を選ぶこととなる。
大切な税金を本当に有効に使うべく、徹底した検討をしていきたい。