臨時国会が始まった。
この短い国会閉会中も連日永田町にはりついていて開会中と全く変らず仕事におわれる日々であった。
新たにこの臨時国会から選挙制度見直しの与野党協議も担当することとなった。一票の格差是正、議員定数削減が中心テーマであるが、去る21日の第2回各党協議会で自民党を除く各野党は選挙制度そのものの見直しをという主張である。何せ9党の協議であるから協議の進め方が難しい。しかし、一票の格差是正だけは何としてもこの臨時国会で見通しをつけねばならない。というのは現在の衆議院の選挙制度は一票の格差が最大で2倍以上となっており、憲法違反という最高裁の判決が今年3月出されているからである。
今日午後、同僚の衆議院議員樋高さん、笠さんと三人でセレサ川崎農業協同組合主催の国政学習会に参加した。約300人の出席者を前にTPPや税制についての要望を受けると同時にそれぞれ情勢報告をし意見交換を行った。出席された皆さん大変熱心で率直な質問・意見をいただき大変有意義な会であった。
多忙な日々の中、感激したことがあった。
それは、10月13日に一年振りに開かれた園遊会でのことである。
秋篠宮殿下が私の前で立ち止まられ、胸につけている私の名札をご覧になって
「城島さんは、福島の動物の救済に努力していただいていますよね。これからも頑張って取り組んで下さい。」と言葉をかけていただいた。
突然のことに驚きながら「はい、一生懸命取り組んでいます。これからも努力していきたいと思います。」と答えた。
おそらく私の学友である東大名誉教授の林先生が殿下に私が原発事故の立入禁止20キロ圏内に取り残されたペットや家畜の救済に一生懸命取り組んでいる事を話したに違いないと思った。それにしても私の名前を見ただけですぐそのことを思い出され、お言葉をかけていただき感激で一気に秋の空のように晴れ晴れとした気分になった。