先週末、岡山理科大学に続いて客員教授をしている倉敷芸術科学大学の卒業式に出席した。柔らかな春の陽射しの中、着飾った女子学生を中心に記念写真をとるなど華やいだ雰囲気である。大学は小高い山の上にあるので、眼下に倉敷の街並みその向こうに瀬戸内海が見える。素晴らしい眺望!式の最後は唱歌「仰げば尊し」の合唱であった。それこそ何十年ぶりかに歌った。この歌は歌う機会がめったになく本当に少ないものの三番までしっかりと歌えた。心にしみる卒業式に相応しい歌だと実感した。
今年初めての「朝食セミナー」を18日(火)に開催した。15回目の今回は、東京女子医科大学副学長の岡野光夫教授に「再生医療の現状と未来」とのテーマで講演して頂いた。成長戦略の柱である医療の産業化のまさに象徴的な分野が再生医療である。岡野教授は世界初の「細胞シート」による再生医療を成功させ世界の注目をあびている人である。映像も使って迫力ある講演は大変興味深く出席者から大好評であった。
また先週も多くの人にお会いした。その一人は来日中のギナンジャールさん。彼は以前大臣も務め現在インドネシアの大統領諮問会議委員でありインドネシア政財界の重鎮である。今回の訪日中、安倍総理、岸田外務大臣をはじめ日本の多くの政財界の人達と会われたという。私とは約2年ぶりである。日本、インドネシアの経済、間もなく行われるインドネシアの大統領選挙について意見交換をした。彼から「城島さん五月の連休中にでもインドネシアに来ませんか」とお誘いを受けた。
またサラリーマン時代からの友人である大平明さんにお会いした。大平さんは大平正芳元総理のご子息である。私は大平元総理の「政治とは、明日枯れる花にも水をやることだ」という言葉が好きである。いまの政治に欠けた政治理念である。その大平総理であったら今の日本の政治はどんな状況であろうかと思いながら意見交換をした。大平明さんとお会いするといつも彼の爽やかさにふれ元気になる。
私のライフワークの一つでもある動物愛護に関して、女優の杉本彩さんが一般財団法人動物環境・福祉協会Evaを立ち上げ設立パーティが開かれた。杉本さんもかねてより動物愛護に熱心に取り組まれ、私との出会いも動物愛護法改正からである。今後、財団の理事長としての活躍にも大いに期待したい。
3月18日に開催した朝食セミナー
ギナンジャール氏と(都内ホテルにて)