徳田毅前衆議院議員の辞職に伴う補欠選挙が行われる。
4月27日が投票日。猪瀬前都知事を巻き込んだ徳洲会による凄まじい買収事件を受けた選挙である。民主党衆議院議員であった打越明司氏が無所属で立候補予定である。今回、多くの野党が結集しての無所属での戦いである。この補選の原因からして公認した自民党は少なくとも選挙民の皆さんにお詫びをする意味からも候補者選びを見送るのではと思っていたが、県会議員を公認候補者とした。徳田氏の選挙違反の内容があまりにも悪質であり、とても民主国家の選挙とは言えない事実からして公認した党の責任も重大である。この点についての党見解を未だ聞かない。明確な党見解を表明した上で選挙にのぞむべきだ。
打越さんとは高校の同窓という事もあり議員時代から親しくしてきた。しかも選挙区が高校生時代に住んでいたことで友人、知人も多く3月に続いてこの12、13日に鹿児島に出かけた。3月の時は約20年振りに母校のラ・サール学園としばらく下宿していた町を訪れた。私が高校生の頃、特に三年生の時の二階の教室からは、校庭の松林、その向こうに真っ青な錦江湾、そして噴煙を上げる桜島が見えた。素晴らしい光景に授業中もウットリ眺めたものだ。その素晴らしい眺めは今も鮮明に脳裏に焼き付いている。しかし、今その校庭の周りは工業団地!
今回はまず指宿に向かった。ここも同級生が多い。訪問後、昼食を開聞岳近くでとった。50年振の開聞岳である。高校一年生のとき友人と初めて訪れたのもちょうど同じ時期である。あれからもう50年!今回もその時と同じ同級生の友人と一緒である。様々な思いでしばらく眺めた開聞岳。振り返りつつ鹿児島市に戻った。
夕方から高校の同級生たちが集まってくれた。会えば一気に気分は高校時代に戻る。いつまでたってもいい仲間だ。
いま鹿児島は春本番。新緑の中に鮮やかな黄色の花が目を引く。気になり地元の人に尋ねると「イペー」だという。ブラジルの国花だ。そういえば初めてブラジルに出張した時、サンパウロから車で2時間近いリメイラという味の素の工場がある小さな田舎町でよく見かけた事を思い出した。ブラジルでは大きな木に咲いていたように思う。その黄色の花の見事なことは覚えている。このこともまた懐かしく思い出された。
いよいよ今日15日選挙戦が始まった。