昨日までの三日間の予算委員会につづき、本日は衆議院決算行政監視委員会が開催されTV中継された。
注目の田中眞紀子さんと福田総理の論戦もあり、国会での論議も熱気を帯びてきた。
いいことだと思う。
何といってもその最大の要因は、やはり参議院の与野党逆転にあると思う。…というのは、年金問題やインド洋における海上自衛隊の給油活動をはじめとして、民主党の情報公開、資料請求に対し政府の姿勢は以前より前向きになってきたという変化を感ずるからである。
もし参議院選挙で与野党逆転せず、それまで通り与党が過半数をとっていれば、例えば「テロ特措法」はこれまで通り何ら本質的議論がない中であっさりと成立していたことであろう。また「テロ特措法」が定めている武力行使と一体化しない海上阻止行動に限定している法規定から、大きく逸脱していると思われる事実が次々と明らかになることもなかったと思う。
そうすると参議院で与野党逆転しただけでも政権に与える影響がこれほど大きいわけだから、衆議院選での政権交代が実現したら、いかに政治に大きく変わるかを実感させてくれる。即ち、国民主権の立場にたってみると、長年政権交代がないからこそ出来上がっている「政・官・業癒着構造と権力の腐敗構造」による税金の無駄使いの実態がビッシリ詰まった玉手箱のフタを開けることになるが、政権交代の大きな意義であることを確信する国会状況である。