昨日、岡田副代表が私の激励に来ていただいた。私の事務所でしばらくふたりで会話を交わした。今の政治状況や私の地元での現状について意見交換をした。
そういえば約2年前、当時の民主党の代表であった岡田さんが私の勤務した味の素研究所を視察することがあり、研究所の所長と一緒に案内したことがあった。その時の岡田さんの研究についての質問がなかなか鋭かったことを思い出した。
昨日は15分位の意見交換の後、地元マスコミとの懇談を経て、川崎駅東口での街宣活動に参加してもらった。岡田さんと私の話しに予想を大きく上回る多くの人が耳を傾けていただいた。岡田さんは街宣活動の後、地元党関係者の皆さんとの懇親会にも最後まで参加してもらった。おかげで懇親会も大変盛り上がったものとなった。
その懇親会のあいさつで岡田さんと私との関係について、私がサラリーマン時代からの長いつき合いであること、また党内で雇用問題や年金問題の責任者として頑張ってきたということを詳細に触れていただいた。ありがたいことである。たしかに私と岡田さんとのつき合いは私がまだ味の素のサラリーマン時代からである。その頃、私がある勉強会を立ち上げたことがる。佐々木毅(当時東大教授)と正村公宏(専修大学教授)のお二人をコーディネーターとする勉強会である。社会保障のあり方、農業問題、政治改革など徹底した論議を交わしたものである。そのメンバーの一人に若き日の岡田克也さんがいた。岡田さんは熱心な出席者であった。
またそれ以前の話であるが、ある日突然岡田さんから「会いたい」という電話があった。わざわざ私の職場まで来ていただいた。そこで岡田さんはきっぱりと…
「政治の腐敗を正すべく政治改革をやらねば日本の将来はない。その実現のために自民党を離党する決意をしました」
という主旨の話であった。驚くとともにその純粋な決意に感動したものであった。当時、自民党を離党した若手と言われた人たちのほぼ全員が自民党に戻ってしまった。今や注目の的の石破防衛大臣や小坂元文科大臣などなどである。あのときの志はいったいどこへいったのかと思う。そう思うと、今もその政治姿勢を愚直に貫き通している岡田さんの姿が一段と輝いてくるのである。本物の政治家、岡田克也である。