ここ数日はさわやかな秋晴れが続いた。
この週末は運動会デーであった。その運動会では何といってもリレーが一番である。どの会場に行ってもとにかく盛り上がるのはリレーである。とりわけ大きな声援は自分の子供へのお母さんである。こぶしをふりあげて絶叫に近いお母さんが何人もいる。それだけ、子供への思いがやはり母親は強いのだろうと思う。
同じ町会の近隣の人たちが老若男女一緒になって心を一つにして競技し応援する光景はほのぼのとして心あたたまるものである。やはり「向こう三軒両隣り」お互いに助け合って生きてきた一昔前の日本社会がここにはまだ残っている様な気がする。
一時ブームとなった昭和30年代のあの「ちゃぶ台」を囲んだ貧しくとも家族のぬくもりと助け合いがあったあの頃の日本・・・。
だんだんこうした地域社会の暖かさと絆、そして家族そろっての団欒が少なくなってきているのも残念であり何とかしたいものだと思う。
やっと臨時国会が開会した。麻生総理の所信表明は素直に言って全く内容がなかった。その一方で野党の民主党へ質問するという前代未聞の演説であった。総理の所信表明とは総理の基本的な考え方と方針を国民に示すことであるはずである。所信表明で野党に対して質問するとは麻生総理にまだ首相としての準備が不足し所信も述べることができなかったのでは、と疑いたくなった。
一方の小沢代表はそれこそ代表質問ではなくまさしく所信表明であった。内容も極めてわかりやすく、良く推こうされた演説だったと思う。まるで与野党逆転した形である。
いよいよ明日から予算委員会である。解散を目前にしてじっくり本質的な議論を期待したい。