先日の23日土曜日、大学1,2年生時のクラスメートが集まって励ます会を開いてくれた。
ありがたいことである。
本当に久し振りに会う友もいたが、会った瞬間すべては学生時代に戻ってしまうから不思議である。
ふり返ると当時は学生運動も激しかった。
入学してまもなく「日韓条約反対」とかいうことで学生のストライキというのを体験した。
慣れない学生生活に加えはじめての東京の生活にとまどっているのに、何と大学で学生がストライキというのには驚き戸惑いを覚えた。
駒場のキャンパスはいたる所に各セクトのタテカンが並び、昼休みともなるとアジ演説がスピーカーから流れてくる。
内容は当時の私には全く理解できない政治ものばかりであった。
しかし社会全体に常に何かエネルギーというか活力があった。
学生運動もその代表例かもしれない。
自分の生活もまた年々大きく変わっていったものである。
例えば九州へ帰省する時、大学1年生の時は急行列車の自由席に約20時間、座ったままの帰省である。通路も乗客で一杯で歩くのも大変だった。でもそれが当たり前だと思っていた。
2年生になると特急寝台列車、いわゆるブルートレインに、そして卒業の年になると時には飛行機というようになっていったものである。
生活環境は激変していった。
「昨日より今日、今日より明日」
常に将来に希望に満ちていた良き時代でもあった。
そんな青春時代を駆け抜けた仲間達としばしの青春の時を過ごした。