昨日、新潟を訪れた。
横田めぐみさん拉致現場と曽我ひとみさんとの面談が主な目的であった。
横田めぐみさんが通っていた新潟市立寄居中学校から拉致されたと思われる場所まで実際歩いてみた。
新潟県警察本部の田畑警備部長の案内と説明を聞きながらゆっくりと歩いた。
曇り空が一転して雨模様となった。しかも冷たい雨である。
めぐみさんが拉致されたのは1977年の11月15日夕刻である。
今から32年前のほぼ同じ季節。しかもバトミントンのクラブ活動を終えて友人と学校を出たのが夕刻6時30分頃だという。
夕刻というよりとっくに日没し通学路は静かな住宅地で真っ暗だったと思われる。
拉致現場と思われる自宅付近からわずか2~300mで日本海に面した海岸である。
海岸に出てみた。雨も降る中、冷たい風が吹きつける。
この海の向こうにめぐみさんをはじめ、助けを待っている拉致被害者の方々がいると思うと胸が締め付けられる思いがした。
県庁に泉田知事を表敬訪問し30分間話しをした。県と政府、そして国会と連携を緊密にして解決に全力を上げることで合意した。
マスコミの取材に応じ、現場視察をし拉致問題の解決を何としても図りたいとあらためて強く思った旨を述べた。
地元の黒岩衆議院議員、鷲尾衆議院議員も同席してくれた。黒岩さんは民主党の拉致問題特別委員会の筆頭理事として頑張っていただいている。鷲尾さんも委員会のメンバーであり熱心に拉致問題に長く取り組んでいる議員である。
お昼になり曽我ひとみさんと会う予定の佐渡へのジェットフォイルが天候不良で運休となってしまった。
本当に残念であるが曽我ひとみさんとの面談は出来ずに終わった。
悪天候で海は荒れていた。天気がよいと見えるという佐渡も見えない。
海の向こうの曽我さん一家にご健康とご多幸を心の中で祈った。