参議院選挙がはじまって早くも10日がたった。
政調会長代理としてこれまでに、山形・長崎・島根・そして昨日まで鹿児島と応援にまわった。その鹿児島では奄美大島まで出かけた。各地域の候補者はそれぞれにすばらしく個性豊かである。みんな長い期間の厳しい活動でまっ黒に日焼けし頼もしい顔つきである。
山形では畜産農家や漁業関係者にもお会いした。午後、夏の日差しの中、候補者、そして近藤衆議院議員と街頭活動に汗を流した。緑一面の水田、その向こうに鳥海山が美しい。
長崎は小雨であった。前日までは豪雨だったという。朝8時、農産物の市場での演説から活動開始である。
「やらんば」のキャッチフレーズの民主党候補者はゴム長靴姿である。いい感じだ。大村湾からの風がとりわけ心地よく感じた。
島根の出雲市では全国比例候補者も合流して、出雲駅前での街頭演説会には約1,000人の人で埋まった。子供と一緒のお母さんの姿が多く、二人の候補者の見事な演説で会は盛り上がった。
鹿児島では奄美大島での個人演説会に出た。
川内、打越両衆議院議員も一緒である。たまたま私と二人は、ラ・サール高校の同窓生である。会場一杯の個人演説会の後、地元の皆さんとの懇談会に顔をだした。本当にあたたかい雰囲気の懇談会に心が和んだ。
翌日、鹿児島市内に立ち寄った。民主党候補者が弁護士としてスタートをきったのが、何と私が高校三年生の時の同じクラスの親友である野田君の弁護士事務所だという。
その野田君が鹿児島空港まで迎えにきてくれ、市内で高校の同級生と昼食会を開いてくれた。わずか1時間半の昼食会だったが、ありがたいことである。
帰りは北原君の運転と案内でなつかしいラ・サール学園に何十年振りかで立ち寄った。私の学園時代の面影はほとんど無い。その当時は、教室から運動場とその先の松林、その向こうに広がる真っ青な錦江湾(鹿児島湾)そして桜島が美しくみえた。その頃の情景と重ね合わせながら校庭をまわった。
ほんのわずかな時間であったが、慌ただしいスケジュールの中、高校時代の青春の思い出と共になつかしい時を過ごした。