参議院選挙からこの2週間は超過密スケジュールの日々であった。まともに昼食をとれない日もあった。
政調会長代理として、来年度予算の概算要求基準に対する党としての政府への提言内容をとりまとめることに多くの時間を費やした。その為にほぼ毎日、政調の会議を開催した。
議論は参議院選挙の総括からはじめた。この選挙で示された国民の声・期待は何なのか、を徹底して検証することからスタートした。そして、7月22日に党としての正式決定に至り、菅総理大臣に申し入れをおこなった。時間をかけた分しっかりとした提言内容になったと思う。
提言の根底にあるものは
①ムダ使いの根絶
②総予算の組かえ の実現である。
「人を大切にし命を守る予算」を実現するためにも、この二点が基本だと思う。
政治主導による民主党政権で事実上はじめての予算編成が始まった。
この間、新聞等マスコミの事実誤認の報道に悩まされる体験をした。
私は会議が終わると必ずメディアに対して議論の内容を正確に説明した。また、個別の問い合わせ等についても出来るだけ丁寧に且つ正確に答えるように努めてきた。
ところが、時々、翌日の新聞を読むと前日の会議での議論や私の説明とは全く異なる内容の記事が大きく書かれていたりする。
「何なんだ!これは」という思いで新聞を読むことも何度かあった。その多くは会議に出席したメンバーの中の一人や数人の意見があたかも会議全体の意見や見解であるかのような内容のものであった。
ところで、昨日、玄葉会長に私から提案をし、合意したことがある。
それは党もムダ使いの根絶にむけた取り組みをするということである。具体的には、政調のもとに発足する部門会議で、すべての省庁の約5,000ともいわれる「行政事業レビューシート」を党としてもチェック・検証しようというものである。ムダ使いの実態を徹底して洗い出し、政府に情報提供し政府と党一体となってムダ使い根絶への取り組みをするというものである。
今年は連日猛暑が続いているが、民主党にとっても、本当に暑い、熱い夏になりそうだ。