今回の尖閣諸島沖事件の一連の中国の我国への対応は「一体何なんだ!」という憤りの連続である。
サラリーマン時代から度々中国を訪問し、そのたびに急速に発展していく姿と自由な雰囲気が広がっていくことを実感してきた。
であるが由に「あくまでも自国の主張や立場を何が何でも貫き、そのためには手段を選ばず」という、中国政府の姿勢に共産党一党独裁国家であることを、改めて再認識させられた。
我々が当たり前として共有している価値観である国民主権の「民主主義」とは全くかけ離れた政治体制の本質を嫌というほど、我国だけではなく世界に見せつけている。
経済は市場経済であるということに惑わされてはいけない。
今後の対中国外交戦略を日本のカードは何かを含め、根本から再検討するとともに中国に対して常に感度を研ぎすませておかなければならないことを痛感した。