昨日(10月2日)「拉致被害者家族を支援する川崎市民のつどい」が開かれ、約250人の市民が参加した。
昨年は中井大臣、そして今年は柳田大臣が拉致問題担当の大臣として出席された。
この集会のメインは横田ご夫妻の講演である。
ご夫妻で30~40分の講演であるが、何度聞いても胸が痛む。とくに母親としての早紀江さんのお話しは会場の参加者の涙を誘う。
お話しをうかがう度に一日も早く解決させねばと決意を新たにする。
その中で、横田滋さんが「何としても日朝交渉を再開してほしい。そのためには経済制裁にこだわるべきではないのではないか」という主旨の話しをされた。
それだけ日朝交渉を是非とも実現してほしいという切なる願いが込められた発言である。
また早紀江さんは「めぐみは今月の5日で46才になります。私たちが必死で毎日どんな思いでめぐみを捜し回ったか、政治家のみなさんにはしっかりと受け止めてほしい」と切々と訴えられた。
本当に胸の奥に重く重く響いた。
ご夫妻もお元気とはいえご高齢となられた。
お元気な内にめぐみさんとの再会を実現させたいものである。
さて、補正予算について明日12時から自民党、公明党はじめ野党5党との意見交換をすることが決まった。
ねじれ国会でのはじめての重要な法案でもあり、失敗は許されない。
手探りの中で慎重にかつ丁寧に進めていかざるを得ない。
しかし同時に新しい国会運営のあり方を生み出せるかもしれない。
民主党カラーを出すということと連立政権、そして野党の意見を真摯にうけとめるということの折り合いをどうつけていくか、国会はいよいよ正念場を迎える。