ここ数日、寒気による冷え込みでとうとうベランダの朝顔も終わった。
夏、秋、そして初冬まで長いこと楽しませてくれた。
12月23日は今年も天皇陛下の誕生日のお祝いに皇居へ出かけた。
しばらく入院されていたので体調を心配していたがお元気そうで安心した。
いつも笑みを絶やさないのには敬服するばかりである。
予定通りの日程で来年度の予算案が閣議決定した。
震災の復旧復興、原発の収束を第一にし、円高対策、そのための成長戦略の実行、崩壊した地域医療対応などなど多くの視点にたった中での予算編成であった。
私も予算編成に党の役員という立場で関わってきた。
とりわけ重点化枠と最終段階まで安住財務大臣と小宮山厚生労働大臣の大臣折衝となった診療報酬についても関わった。
長年の医療費削減により医療現場、とりわけ地方の医療崩壊を何とか改善すべきという一方で、支払い側のみなさんからこれ以上の負担増は全く考えられないし認められないという厳しい意見が表明されていた。
改めて党内の意見も聞き連合をはじめとする支払い側の意見もじっくり聞き、徹底した検証を行った。
その結果、私なりにネットで「0,004%増」という結論をもって党の見解として官邸に官房長官を訪ねた。
12月21日の夕刻4時30分であった。
「0,004」という数字は四捨五入すると「0,00」である。
支払い側にとって保険料負担が増えないこと、医療現場は本格的な医療崩壊から再建への確かな道筋をつけることのギリギリの接点として考えた水準が「0,004%増」であった。
この間、柚木、山野井両衆議院議員は私とともに真剣に検討、検証してくれた。
この予算が命を大切にするという民主党の理念の下、多くの課題を抱える日本の医療の再建に繋げることがどうしても必要である。