昨日は民主党の九州ブロック会議で福岡へ出かけた。
曇り空で寒い。全国のブロック会議もいよいよあと東北ブロックで終わりである。共通して出される意見の一つに党活動に協力的でないとか、地方議員との連携が悪い国会議員への指導を求めるものがあった。
私も神奈川県連の代表であるからこうした意見はよく理解できる。地方組織としてのブロックや都道府県連合会の機能をもう少し強化したらどうかとも思う。会議後、沖縄県連から私に沖縄県連担当を引き受けてほしいという要請も受けた。現在民主党の沖縄協議会の事務局長でもあるので引き受けることとした。
臨時国会が9日閉会した。
とにかく超多忙な日々であった。その最終日も深夜の午前1時45分(即ち翌日の10日) から官邸での政府税制調査会の決定会議に幹事長代理として出席した。
党の税制調査会副会長として党税調にも関わってきたが、車体課税やナフサの減税恒久化をはじめ、極めて難しい課題があったことを考えるとよくまとまったものだと思う。党税制調査会の藤井会長、中野会長代行、そして古本事務局長の努力は大変なものがあった。心から敬意を表したいものである。
一方、自民党は社会保障と税の一体化について、特に税制改革について政府・民主党とその素案について協議しないということを決めたという。なさけない話である。一体今の自民党は何を基本に政治判断をしているのだろうか。この国会での一連の動きも合わせて考えるとその判断はただ一点、即ち野田内閣の支持率を下げ倒閣につなげるということにつきる様に思える。戦後一貫して政権を担い続けた政党としての誇りや矜持が全く感じられない。一昔前の「何でも反対の社会党」と同じである。国家国民のためという王道を歩み、本来の野党とはこういう姿なのだ、ということを期待したものであるが、その期待は裏切られ続けている。会期末、恒例となった大臣への問責決議案もまた、自民党主導であった。海外からみればこんなことばかりくり返している日本を内心〝おろかな国〟と見下しているに違いないと思う。日本という一国のコップの中の騒ぎでしかない。世界第三位の経済大国、優れた文化、歴史、そして伝統の国に相応しい政治を何としても実践したい。その思いを強くした国会であった。