通常は「あっという間」ということが多いが私にとっては「一ヶ月とは思えない位随分長かったな」という感想である。
IMF・世界銀行東京総会をはじめ国会閉会中であるが参議院の決算委員会で初めて大臣として丸一日答弁に立ったり、全力投球の日々である。とにかく後で「あーしておけば良かった、こうすれば良かった」といった悔いが残らないようにしようと決意している。
明日からいよいよ厳しい臨時国会が始まる。
何としても「特例公債法案」は成立をさせねばならない。
先日、金融機関25社の代表との会合では、ほぼ全員から「特例公債法案の成立がおくれれば、国際的な日本の信頼が低下して格付けも下がり結局は大きな国民負担が生じることになる。こんな政治リスクは是非さけて欲しい。」と切々と訴えられた。全力で成立にむけ努力したい。また、国会の状況にもよるが、現地時間11月4日~5日メキシコシティで開かれるG20に出席しようと思っている。日本経済も世界経済も極めて難しい局面にきていると思う。IMF・世銀総会で実感したことであるが、やはり世界各国が基本的な政策実行にあたってはお互いに協調することが必要である。日本の実情をきちんと世界に発信し、同時に欧米をはじめ新興国を含め、各国の状況も理解し受け止めながら実効性のある政策を推進していく為にも重要な会合だと思う。
出席するとすれば1泊4日という強行日程であるが、心して臨みたいと思っている。