最近は何かとミャンマーが注目されている。
とりわけ産業界の熱の入れようは一時期のベトナムに似ている。
先日も経団連は大訪問団を送った。そんな中で1月25日にミャンマーの債権国が集まったパリクラブ会合が開かれ、各国が合意に達した。
これは私が財務大臣当時の昨年10月11日に私が議長としてミャンマー東京会合を開き、我国が率先してミャンマー支援を内外に明らかにし各国にも呼びかけたことが実ったものと言える。
事実、この1月25日のパリクラブ会合でミャンマーのウィン・シェイン財務大臣は日本代表の財務省の幹部に「今回の会合が成功したのも昨年の東京会合を開いていただいたおかげです。城島前財務大臣によろしくお伝え下さい。」と述べたと財務省幹部から私に報告があった。そこで、2月8日付けで私からウィン・シェイン財務大臣宛に今回の合意についてお祝いのレターを出した。
ところで、昨年末に昨年のIMF・世銀東京総会やメキシコでのG-20などを通して知人・友人となった各国の財務大臣等にあてて財務大臣退任のあいさつ状を送った。予想以上に多くの方から励ましの返事をいただいた。中でも韓国のパク長官やラガルドIMF専務理事からは心のこもった手紙をいただいた。
韓国のパク財務長官は「城島大臣とは東京・メキシコ・ソウルでと三回もお会いしましたが、偶然とは思えない何かを感じました・・・・」
IMFラガルド専務理事は「・・・・東京であなたからいただいた赤い羽根は今も持っています・・・・」
その他、キム世銀総裁、ターマン(シンガポール副首相兼財務大臣)、ショイブレ(独財務大臣)、アグス(インドネシア財務大臣)などなど多くの財務大臣からの温かい励ましの手紙は私の財産でもある。こうした人達との良き友人関係を今後も続けていきたい。