三期十二年務めた阿部市長勇退に伴う川崎市長選挙が告示された。今回、民主党は元川崎市財政局長の秀嶋善雄さんの推薦を決定し、結果として自民党、公明党の三党推薦となった。澄み渡った秋の青空の下、午前10時から稲毛神社で出陣式が行われた。各党、各界代表者の挨拶に続いて44歳若さ溢れる候補者本人が、緊張の中、気迫のこもった新人らしい挨拶をした。挨拶を聞きながらふと私が初めて衆議院選挙に立候補し初めて演説した時の緊張感を思い出した。私が49歳。サラリーマン生活25年の体験をもとに「まじめに働く勤労者が報われる社会」を目指して挑戦したのも季節は秋であった。遊説の途中、一面すすきの河原で昼食弁当をとっている時、柔らかな陽射しを浴びながらゆったり川べりを散歩する老夫婦の姿に、ホッとひといき入れたことがことのほか思い出深い。そこに何とも言えない平和で穏やか暮らしを感じた。
去る10日(木)恒例の私の朝食セミナーでキン マウン ティン駐日ミャンマー大使に「ミャンマーの現状と今後」というテーマで講演して頂いた。熱のこもったお話しで質問も出され、講演後もかなり多くの方が大使と面談されていた。やはり今、ミャンマーへの関心が高いことを実感した。
また11日(金)に、これも恒例の後援会のバス旅行を行った。今年はブドウ狩りを兼ね昇仙峡、そして何といっても最高だったのは「ほったらかし温泉」であった。露天風呂から甲府盆地を見下ろし正面には富士山を一望する絶景!湯ぶねの周りはすすきが秋の風に揺れる。最高のパノラマに感激!
昨日、ワシントンで開かれていたIMF、世界銀行総会が終わった。私が担当大臣として48年ぶりに東京で開催された総会から早いもので一年たった。その総会の記念撮影の時、私が着けていた「赤い羽」をIMFのラガルド専務理事の胸に着けてプレゼントした事を思い出し、昨日手紙と一緒に川崎駅で募金活動に協力した際頂いた「赤い羽」を送った。時の経つのは本当に早いものである。