朝見事に咲いた朝顔を見るとほっと心が和む。
梅雨明けしたとたんに連日猛暑が続く、まさに盛夏である。
そして、盆踊りの季節でもあり、特に週末は盆踊り会場めぐりの日々である。過去ひと夏で98会場の盆踊りを巡ったこともある。今振り返ってみるとよくまわれたものだと思う。
盆踊り会場に顔を出しちょっとした会話の中で色々なことがわかってくる。というのは盆踊りはそれこそ老若男女一同に会している数少ない場所である。
そんな中で昨年に比べ確実に増えてきた声は「政治への不安」の声である。とりわけ高齢者や女性にその声が多い。その背景は「集団的自衛権行使容認への国民無視の強引な進め方」、「石原環境大臣の「金目でしょ」発言にはじまる都議会議員などの不遜な言動等」など国・地方含め与党議員のおごりである。
私自身、駅頭等の活動をしていてはっきりと空気が変わってきた、即ち潮目が変わりはじめたと肌で感じたのは昨年末の特定秘密保護法の強行採決以降である。
それまではマイクを握っている私に近づき声をかける人のほとんどは民主党政権への批判一色であったが、この特定秘密保護法強行採決以降は一転して「頑張って」などの励ましの声が多くなった。今年にはいってからは消費増税実施の前提条件であった議員定数削減は実現しないまま消費税は増税となり、且つ2割カットしていた議員歳費は元の水準に戻り、あっという間に武器輸出三原則の見直し、そして集団的自衛権行使容認の閣議決定と続いた。一気にタガが外れた感がある。多くの皆さんがそのことを敏感に感じているのだと思う。
しかし、一方でその声を受け止められない民主党へも厳しい声も多い。「支持政党なし」が再び多くなっていることはその結果であろう。民主党は多くの国民が感じている「不安」という空気や風をしっかりと受け止める帆、即ち明確な旗を早く掲げなければならない時である。