近年こんなに驚いたことはなかった。安倍総理辞任のニュースを横浜の出先で友人からの携帯電話で聞いた。その瞬間「ウソー、間違いでしょう!」と叫んでしまった。隣にいた友人がそれこそビックリして「何?」と言った位だ。
いよいよ本会議での多くの皆さんが注目している代表質問が始まろうとしている時だったからこそ、「何故!」「一体どうしたんだ!」という思い以外何も浮かばなかった。その後、安倍総理の記者会見を注目してTVで見た。しかし残念ながら説得力が全くなかった。それどころか支離滅裂であった。精神的に相当落ち込んでいるとしか思えなかった。ましてや理由のひとつに小沢代表との党首会談が出来ないことを挙げるに至っては「この人、大丈夫か?」と率直に思った。総理大臣はそれこそ命がけの職責であり、その重責は想像を絶するものであろう。しかしそのことに思いをはせても今日の安倍総理の辞任はタイミングやこの間の言動からしても「無責任」の一語である。国のトップリーダーにどの様な人物を選ぶのかと言うことが如何に重大なことなのか改めて実感させられた。だが故に政治家は心身ともにじっくりと厳しく鍛えていくこと、また多くの人に鍛えていただくということが基本的に重要なことだと思う。その為にも自らの心を磨く、まさに自分にとって心を磨く砥石になってくれる友人をもつことが必須だなと思った。