昨夜来降りつづいた雪で今朝は一面の銀世界である。
久しぶりに雪が積もった。
今日は節分である。
本来節分とは「立春・立夏・立秋・立冬」の前日をいうそうである。
しかし現在はこの2月3日の立春の前日だけが「豆まき」の行事とともに一般化されている。
私も雪の中、地元の神社の「節分祭」「豆まき」に参加をした。
降りしきる雪、冷たい寒風の中それでも多くの近所の人たちが家族づれで集まってきている。
昔から子どもは風の子といったが、やはり子ども達は元気がいい。
自然と子ども達に豆よりたくさんのお菓子をあげる。
こうして今年も雪の節分が終わった。
こうした伝統ある風習はしっかりと伝承していくべきだと思う。
いよいよ明日は立春である。
即ち、春の初日である。
旧暦の正月と節分が近かったためか、この節分をもって本来の年が明けるともいう。
いよいよ明日からは季節が冬から春へと変わるということを意識することは、自分の気持ちの切りかえになるものである。
やはりいろんな節目で時の流れの変化を感じ、意識することは意義あることだと思う。
人生も同様である。
人生の節目にもいろいろある。
その都度儀式がある。
例えば入学式、成人式、入社式、結婚式など・・・。
本来そうした儀式を通して、昨日までの自分とは違う新しい自分がスタートするのだということをしっかりと意識することに、儀式の意義があるのだと思う。
ただ最近は形式的な儀式が多いように思う。
成人式などはその典型のような気がする。
人生の節目となる本物の儀式が必要だなと雪の日の節分にしみじみと思った。