今朝は新緑に囲まれた日本武道館で開催された第45回少林寺拳法関東学生大会の開会式に出席した。
少林寺拳法関東学生OB会連合会顧問を長いこと務めていることから、今日もこの大会の顧問として出席をした。
この大会は毎年5月4日開催である。
5月の連休のど真ん中の日であるが、ここ10年私は欠かさず出席している。
というのは、毎日厳しい練習に汗を流してきた学生拳士にとっては数少ない晴れ舞台であり、その姿をしっかりと見守ることは先輩として大切なことだと思っているからである。
もちろん若さあふれる姿を見るのは楽しみでもある。
私が学生の頃はまったく考えられないことであったが最近は女子大生拳士も多く見られるようになり大変いいことだと思う。
今年は参加64校、参加拳士840名と多勢の参加で盛り上がった大会となった。
開会式も例年以上に熱気に満ちあふれていたのが強く印象に残った。
以前は私も一日中試合を観戦し、表彰式でもカップや表彰状の授与をしたものである。
そして試合の後、母校の学生たちと近くの居酒屋にくり出し慰労会に参加し、学生たちと交流するのがまた楽しみであった。
今日もそうだが、ここ何年もそうした余裕がなく、午前中だけの出席で残念である。
少林寺拳法のすばらしいところの一つにお互いの大学の壁というか垣根が全くないというところだと思っている。
先輩後輩というのは少林寺拳法部に入部した年だけが基準であり、そこには何々大学という壁は存在しない。
このことは少林寺拳法の「半(なか)ばは自分の幸せを、半ばは他人(ひと)の幸せを」という基本精神からきているのだと思う。
今年もこの連休の最中、真剣勝負に汗をかく学生拳士の気合の入ったきびきびした姿を見ながら、私自身もピリッと引き締まった気分になった。