やっと梅雨が明けた。
そしていきなりの猛暑である。
盆踊り、夏祭り、花火大会など一気に夏本番である。
好きな季節である夏になるとよく思い出し、口ずさむ歌に「海」と「夏の思い出」がある。
この数日の様に暑い日が続くと、どうしても海が恋しくなる。
以前のサラリーマン時代は短いながらも夏休みがとれると、よく海へ出かけていった。
海辺の日かげで潮風に吹かれながら、本を読むのが何よりの楽しみであった。
今、その余裕のない日々である。
海へいった気分になると自然と「海」を口ずさむ。
松原遠く 消ゆる所 白帆の影は浮ぶ
干網浜に高くして カモメは低く波に飛ぶ
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
という情景は何ともいえず心が和む。
しかし未だこの光景にぴったりの海に出会ったことがない。
いつかこの歌詞どおりの光景のなかで、ゆったりとした時間を過ごしたいと思いつづけている。
もう一つの「夏の思い出」の歌は学生時代、それこそ私の夏の思い出である。
九州から出てきて東京での生活2年目。
大学の友人たちと8月上旬、尾瀬へキャンプに出かけた。
テントを背負って尾瀬ヶ原から奥尾瀬へと入り、約1週間キャンプをした。
8月とはいえ雪渓のある至仏山と奥尾瀬の数々の湿原地帯の美しさ。
きらめく星空の下でのキャンプファイヤーを囲み、仲間と歌った「夏の思い出」!!
夏がくれば思い出す はるかな尾瀬 遠い空
霧の中に浮かびくる やさしい影 野の小径
水芭蕉の花が咲いている 夢みて咲いている 水のほとり
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
その歌詞の通り、夏が来ればあの遠い昔の学生時代の夏の尾瀬を思い出すのである。