川崎最大の夏祭りが終わった。
稲毛神社、若宮神社など恒例の祭りが3日間にわたって繰り広げられた。
昨年も猛暑であったが、今年もまた昨年以上に暑い、まさしく盛夏の中での祭りであった。
やはり噴き出す汗と神輿は夏祭りにふさわしい。
そして元気が出てくるから不思議だ。
しかし夏祭りと盆踊りはこれからもまだまだ続く。
8月1日、福田首相は内閣改造を行った。
マスコミは内閣改造に関心を寄せ、党幹部や大臣ポストに報道が集中した。
いつものことといえばそれまでである。
しかし私は内閣改造そのものに疑問である。
何のための改造なのかということである。
もっぱら福田政権の支持率低迷を打破するためなどという内向きの理由ばかりが語られた。
いま国民の生活はもとより中小企業や自営業の経営の厳しさは限界を超えつつある。
地元をまわっても異口同音に現状の厳しさを訴えられるが、その口調は今までとは様変わりで政治への怒りが込められている。厳しい口調である。
即ち、内閣改造して人を入れかえるという話ではなく、それこそ国民の痛みを共有し即断即決の政治を行うことが必要なのである。
にもかかわらず国会は閉店休業である。しかも国会開会は民主党や野党の追求をさけるため9月以降にしようという意見が出ているなど、まったく国民生活無視もはなはだしい。
いま本当に国民のための政治を実行するのなら、すぐに国会を開くことである。
例えばガソリン価格高騰に対して漁業関係者だけへの緊急対応という場当たり的、しかも不公平な施策が決められただけである。
しかも国会の論議なしである。
ガソリンをはじめ物価高騰の影響は広く、中小企業や国民全体の問題である。
国民の誰もがいま苦しんでいる。
早急に国会を開き、もう一度ガソリンの暫定税率廃止や定率減税の復活などを、早急に実施すべき時だと思う。
しかし現実は内閣を改造し大臣を入れかえて、ますます官僚に頼らざるを得ない政治におちいってしまっている。
結局この難局の打開は、早期の衆議院解散しかないということである。