一体どうなっているのか我国の政治は!
と、唖然とすることばかりである。総理大臣がたて続きに突然辞任をすれば、太田農水大臣までもが残余期間数日を残してこれまた突然辞任をしてしまった。
汚染米についての業界と官僚組織をまもることを優先した発言の連続などに国民の強い反発が原因だと思われる。
したがって辞任は当然であるがその辞任のし方があまりにも稚拙である。
いやしくも大臣である。
今回の問題の農水省機構の根本的かつ構造的な問題を明らかにした上で責任をとって辞めるべきである。
大臣にその能力がないとすればそれこそ今の政権の大臣というのはそんなレベルの人達なのかと思わざるえない。福田総理は「自分の任命責任もある」とめずらしく自分の責任を認めた。総理自身に人を見抜く能力がなかったことを認めたものである。
二代にわたる総理の突然の辞任、そして故松岡大臣、遠藤大臣、赤城大臣と次々と辞任に追い込まれる農水大臣・・・。
このことは自民党政権のそれこそ本質的かつ構造的な問題であると思う。
やはり超長期にわたって「何が何でも政権に」という行動原理をとりつづけてきたことが党の体質の脆弱化を招き政権担当能力の限界が現れたものだと思われる。