政局は日増しに緊迫している。
麻生内閣がスタートした途端、中山大臣が常識では考えられない失言、妄言、暴言をくり返しあっという間に辞任してしまった。
大臣発言の重さや責任ということの自覚が全くないとしか思えない発言内容であった。
同じの政治に身をおく者としては情けない限りである。
毎日、多くの方々のご協力や励ましを頂きながら懸命の活動をつづけている。
今日は味の素の同期入社のメンバーが集まって激励会を開いてくれた。
本当にいい仲間である。
その中には例のペルー日本大使館事件で最後まで人質になった酒井君をはじめ懐かしいメンバーが大勢顔を出してくれた。
友のありがたさをあらためてしみじみ感じた。
昨日急に思い立って古里の柳川に墓参りに出かけた。
福岡から電車で柳川へ向かう。
電車の車窓から豊かな筑後平野の風景が飛び込んでくる。
黄金色に色づきはじめた稲穂が一面に広がる。
しばらくの間、ただその景色をながめつづけた。
何とも美しくまた懐かしくもある風景である。
心の奥からじわっと湧いてくるこの懐かしさは久しく忘れかけていたものである。
古里は澄みわたった青空にさわやかな秋の風が吹きわたっていた。
稲穂が風に吹かれ、さらさらと音をたてている道を歩きながら、遠い子供のころ両親と同じ道を歩いて墓参りしたことを思い出した。
いつの間にか夕暮れが迫っていた。
慌ただしい2時間の古里だったが墓参りを終え、歩きながら心が和み元気が湧いてくる自分を感じた。