いつのまにか吹く風と流れる空気は秋の気配である。
今日は敬老の日。
この週末は各町会で敬老会が開催された。
世界でトップの長寿国日本。そのことを象徴する様にどの会場も大勢のお年寄りで盛り上がっている。
出席されているお年寄りに共通していることは、とにかく皆さん明るいこと、そして顔の表情がおだやかでやさしいことである。
あの戦中そして戦後の混乱と様々な苦労を乗り越えてこられた体験がかもし出すのであろう。
お年寄りの皆さんから学ぶことの多い一日であった。
一方では、まるで別世界のように自民党総裁選が繰り広げられている。
安倍、福田総理と立て続けに突然の辞任の無責任さを覆い隠すために、派手に長々と総裁選を繰り広げている。
さすがに国民の関心は薄れてきて「もういいかげんにしたら」という声が日増しに強くなってきている様に思う。
こうして国政が停滞している間に「食の安全」を根本から崩壊させる事故米の問題が起きた。
政府の対応はいつものように後手に回っているし、太田農水大臣は相変わらず国民の健康より官僚や産業擁護の発言の繰り返しである。あきれるばかりである。
後期高齢者医療制度といい今回の事故米への対応といい政府は国民の健康や生命を一体どう考えているのだろうか。
そもそも政権政党である自民党が何を今さら政策論争なのか。
安倍さん、福田さんと二人続けて圧倒的に自民党議員の支持をうけて総裁総理になったものである。その時かかげた政策は一体何だったのか。
即ち、自民党が実は党としての政策というものがなく、現実は場当たり的かつバラバラであることを国民の前にさらけ出しているのだと思う。