今の自民党は1992~’93年の頃の状況ににてきたのではないだろうか。
’92年の5月に細川さんが「日本新党」を結成した。その年の12月に羽田、小沢両氏を中心に経世会から離脱をし羽田派が旗揚げをした。
そして翌’93年、武村正義さんらが自民党を離党し「新党さきがけ」を結成し、羽田派は「新生党」を結成した。
そしてむかえた7月の総選挙では自民党が過半数割れとなり、非自民7党1会派で細川政権が誕生したのである。
その頃の状況と大変よく似た状況がおきているなと思う。
当時、私はあることがキッカケになり若手政治家を中心とした勉強会(Rリーグと名づけた)をたち上げ座長を引きうけることとなった。
メンバーには民主党の代表を務めた岡田さんや今は自民党にもどり農水大臣の石破さんら、新進気鋭のメンバーばかりであった。
そしてこの勉強会はコーディネーターとして毎回佐々木毅前東大総長と正村公宏前専修大学教授のお二人に参加して頂き、いつも約2~3時間本当に熱い論議をかわしたものである。
テーマは「日本の農業のあり方」「社会保障の今後」「安全保障」などそれこそ政治の骨格になるテーマについてメンバー同志で議論をたたかわせたものである。そしてポイントのところでお二人の教授にアドバイスとコメントを頂くといった極めて充実した勉強会だった。
しかし今、自民党で次々とできている勉強会がこうした私が座長を務めた「Rリーグ」の様な情熱あふれた勉強会なのかどうか正直いって疑わしい!
「Rリーグ」という勉強会からもう15~6年が過ぎたが硬直化した今の政治を何とか変えたいという思いは強くなるばかりである。