先日朝8時、平野官房長官を総理官邸に訪ねた。
早朝から官邸の玄関ホールには既にTVをはじめマスコミ各社が待機している。
5階の長官室に入る。官房長官としての平野さんと会うのは初めてである。
「元気そうだけどどう?」というと「いやぁ体重3キロ減ったよ」「まだ地元大阪には一度も戻れてないんだ。遠出といっても出かけるのは総理外遊の見送りに羽田空港あたりかな」といって笑った。
「前例、お手本のない政治のあり方をつくろうとしているのだから大変だよな」と労をねぎらった。
「そうなんだ。総理はじめ各大臣も一所懸命だ。本気で頑張っているからね。だから自分は少々地味な感じでいこうと心がけてるんだよ」と心境を語った。
彼とはもう25年来の付き合いである。
私が味の素、平野氏が松下電器(当時)のサラリーマン時代からである。
当時と官房長官になった今もその和やかな人柄は全くかわらない。
まさか二人で官邸で会うことになろうとは・・・人生とは全く分からないものである。
久し振りに約40分、ゆっくりと語り合った。
とにかく元気で頑張ってほしいものである。
一昨日横田夫妻と中井拉致担当大臣と私の四人で川崎日航ホテルで昼食をともにした。
中井大臣が韓国政府に拉致問題解決への協力を要請すべく訪韓を前にして、横田夫妻のご要望やご意志をあらためてじっくり聞きたいということであった。
お二人ともお元気ではあるものの一日一日が本当に貴重かつ大切な時間であるという思いがひしひしと伝わってくる。
めぐみさんやお孫さんの元気な姿での帰国を一日も早く実現できるようにしようと決意を新たにした。