議員に復帰してさっそく動物愛護の視点から犬・猫の殺処分をゼロにする為の活動に取り組むべく議員連盟(議連)をつくり会長に就任した。事務局長には同僚の生方幸夫衆議院議員、次長に同じく神奈川県選出の岡本英子衆議院議員に就任してもらい昨日第2回目の勉強会を開催した。
あと1年半後には動物愛護管理法の見直し改正の時を迎える。そのこともしっかりと見据えた議連である。
多くの方から励ましのお言葉やお便りを頂く。私自身平成11年この法律の大改正の時、民主党の責任者として取り組んできたものである。あの時に法律の名称も「動物の保護及び管理に関する法律」から「動物の愛護及び管理に関する法律」と変えた。
そして何より大きかったのはそれまで動物を“もの”として定義していたものを動物は命あるものという定義に変えたことであった。私はこのことが我国の動物愛護をはじめ動物行政が大きな転換になったものと思う。
動物愛護という観点からは大変不充分な法律であったがしかしこの動物を“命あるもの”としたことの意義は極めて大きかったと思う。そして今多くのボランティア団体や心ある方々の努力によって確実に動物愛護の輪が広がってきている。
その中でも犬・猫の殺処分をゼロにしようという取り組みは重要だと思う。これは法律で何とかなるということではなく広範囲の総合的な取り組みがどうしても必要である。すなわち行政はもとより関連する業界、獣医師そして動物を飼う人の意識もまた重要である。
その意味でも小学校における動物飼育の学習は大切であるとかねてから私は訴えてきた。動物側に立った飼い方をしっかりと身につけ命の大切さを子どもの頃に体験し実感することは人間の成長にとっても大切なことであると同時に犬・猫の殺処分ゼロの社会すなわち動物と人とが共生・共存する社会を目指していきたいと思う。
こうした様々な願いを込めてしっかりと活動していきたい。