猛暑が続いている。
代表選挙もどうやら菅、小沢の両氏の戦いとなりそうである。全く残念である。私は現在の景気や雇用の状況、とりわけ中小企業や新卒者の就職の異常な厳しさなど、政治の一瞬の停滞もゆるされない時だと思う。そのことからしても、今、代表選挙をやっているヒマはない。今やるべきことはちょうど一年前のあの夏の総選挙で政権交代に夢を託した国民の皆さんの思いや期待に応えるという一点につきると思う。
そういう民主党でありたい!
そんな中、先週、柳川の実家に戻ってきた。
私の実家は既に誰も住まなくなって久しい。その実家には門を入ったすぐ左手に馬頭観音を祭った約20㎡程の「馬神堂(ばじんどう)」が建っている。子どものころはよくここで遊んだものだ。この馬神堂は文政9年(1826年)に建てられたというから、今から184年前のことである。更に古文書によると、我が屋の先祖は柳川藩の獣医として使え、私の5代前の先祖が当時の柳川藩10代藩主「立花あきたか」より150両を出してもらい、更に50両を2年払いで借り、計200両で建てたとある(立花家の家紋もしっかりと彫られている)。約200年近くなるものだからここ数年は九州に台風がくる度心配していましたが、思いきって新しく建て替える事にした。その地鎮祭の為に帰郷した。
午前11時から猛暑の中の地鎮祭。
柳川藩主だった立花家からも立花民雄さんも出席していただいた。
約1時間ほどの間、およそ200年前のこの馬神堂を建立した当時の立花家の先祖と我が家の先祖に思いをはせた。
命をつなぎ、何の縁なのか私の代で新たに建てることとなった馬神堂。この上もなく有難く幸せに思い、感謝の心で一杯です。私の子孫が次はいつの時代に同じようにこの事業をやってくれることとなるのだろうかと、セミしぐれの中、遠い未来に思いをはせた。