予算案の審議は参議院に移った。
しかし、予算関連法案は、これから衆議院で本格的に審議である。
衆議院で、午前3時半という未明の採決となった3月1日の夜20:00から2時間番組の「プライムニュース」(BSフジ)に生出演した。当日は、ほとんど一睡もしておらず、少々つらい出演でした。討論の相手は、自民党の片山さつき参議院議員である。元財務省主計官、予算については熟知した人である。自民党の修正案、更に政府案の問題について一気にまくし立てられた。立て板に水である、一つ一つ細かく反論したいとも思ったが、与党でもあり ここは大人の対応をしようと、民主党政権の今日までの実績を訴えると共に、政策の基本理念等を中心とした説明をすることで反論とした。また私なりの考え方や見解を付け加えた。番組終了と同時に、連合の前事務局長の草野さんから電話をもらった 「今、見ていたけど大変良かったよ!」という 嬉しい言葉。ありがたいことである。その後も同様のメールをかなり頂いた。一睡もせず出演した甲斐があった。予算関連法案では、まず「こども手当」が今月末で期限切れとなる。そうなると児童手当に戻ることになり、中学生には支給されないことや現状より支給額が少なくなる。又所得制限が復活するなど家計にも極めて大きな負担がでてくる。私はこの「こども手当」については昨年から野党との話し合いをしてきた、しかし未だ展望が見えない。本当に残念である。自民党の子供は家庭で育てるものだと言う主張もある意味では当然だと思う。しかし私は、子供は家庭と社会の両方で育てていくべき時代に入っていると思う。少子化、核家族他、共働きといった時代にあっては、今までの様に家庭だけに子供をまかせるのではなく、社会で育てるという視点も重要となっていると思う。子は宝という その宝は家族の宝だけでなく日本社会の宝でもある。その視点から言えば「こども手当」は子供の権利とも言える。その手当を大人である政治家が政局にしては絶対にいけない。 中東をはじめ世界では相変わらず紛争や戦争が絶えない。その犠牲となるのは常に弱い立場にある、とりわけ何の罪もない子供達である。今の国会は、まさにそんな状況と同じである。与、野党の党利党略による政治は、いわば永田町の戦争みたいなものである。そのことの犠牲は当事者である国会議員にとどめるべきである。子供達はもとより、国民をまきぞえにしてはならない。国会議員が自分の身は安全な所において、国民の生活に悪影響をおよぼすようなことは、絶対にしてはいけない。その一心で与野党合意を何としても実現させたい。