東北関東大地震から一週間経った。
救命第一の72時間が過ぎ、救命と共に被災者の生活支援、そして復旧・復興へと対策の広がりと重点が移っていくことになる。
大地震、大津波、原発事故とまさに未曽有の大災害の為に、政府の不眠不休の活動の一方で、混乱もみられた。
そこで、今週はじめ仙石さん玄葉さんに2つのことを訴えた。
①政府の体制に明確な司令塔をおくこと。
②霞ヶ関がタテ割りでなく総力をあげて取り組む体制を早急にとること。そのために事務次官会議を開催すること。
この2点を強く提言をした。
昨日、ほぼ私の提言通りのことが実現した。
霞ヶ関の中からは「霞ヶ関全体が一気に動くような雰囲気に一変した。」という声が出てきた。
また、昨日、パンなどの食品について原材料が不足していて製品の表示と中味を一致できないので生産量が大幅に低下しているという情報が私にもたらされた。
「こんな時に何言ってんだ!」「そんな馬鹿な!」
と怒りがこみ上げてきた。こんな非常時にも相変わらず細かな法律や規則がまかり通っている。すぐに私は、1~2ヶ月間位落ち着くまで、JAS法など、食品表示を規程している内容を凍結することを強く政府に訴えた。
蓮舫大臣が即決をしてくれた。
一定期間は表示と製品の中味が異なるものでも安全な食品は生産できるということになった。この非常時に当然のことである。
他にもこうした例が極めて多くあることに気づいた。
あらゆる面で総力をあげて厳しい生活を強いられている被災者の方々の生活に一日も早くあたたかな安心の光がさすよう全力投球していく決意である。