1泊4日という強行日程だったがメキシコシティーで開催されたG20に出席した。
各国のメンバーの多くは約1カ月前のIMF・世界銀行東京総会でお会いした方達である。
初日のレセプションではまずラガルドIMF専務理事に「東京総会ではお疲れ様でした」と声をかけた。
すかさず彼女は「素晴らしい総会でしたね。またその時にあなたに頂いた素敵な赤い羽根を今回もってきてますよ」と笑顔で応えてくれた。さすが気配りの人だと感じた。
会議の2日間は昼食、夕食をとりながら日程がびっしりであった。
世界経済全体に陰りがみられる中、真剣な討議が続いた。
私も何度も発言しとりわけデフレ脱却と大震災からの復興に全力で取り組む我が国の状況を説明し、とりわけその中でも為替の動向が極めて重要であることを強調し各国の理解を求めた。
こうした私の主張は会議後発表されたコミュニケの中に盛り込まれ、大きな成果だったと思う。
世界がグローバル経済化すればするほど、各国がしっかりと政策を遂行していくことと同時にお互いに共通理解のもとに協調していくことが重要であることも痛感した。
G20出席のため11月4日(日)に成田を出発してシカゴ経由でメキシコシティに入り、会議終了と同時に現地で記者会見を行って、すぐに空港に向かい今度はロス経由で11月7日(水)午前5時30分羽田着で帰国した。
そしてその日の午後から衆議院財務金融委員会に出席した。
翌日の8日(木)には今国会最大の重要法案である「特例公債法案」の衆議院での本会議で趣旨説明を行い審議入りした。
1日も早い成立に向け全力で取り組んでいく決意である。