川崎市長選挙は応援した秀嶋さんが惜敗という大変残念な結果となった。敗因として〝三党相のりの分かりずらさ〟や〝官僚の天下り市長〟などがあげられている。確かに擁立から選挙まで約一ヶ月というあまりにも短い時間では有権者である市民に秀嶋さんを理解してもらうことは不可能に近かった。逆に言えば、いい人材であれば何とかなるという有権者である市民への甘えがあったとも言える。秀嶋さんから民主党に推薦依頼が出され、川崎市選出の国・県・市議会議員全員が彼と面接を兼ねて意見交換を長時間行い、ほぼ全員にちかい人が「この人なら推薦できる」と判断し政策協定も結んだ。私自身も秀嶋さんについて「素晴らしい人材」と判断をしたものである。いかに優れた人材でも市民の皆様にそのことを理解し納得し投票所へ足を運んでいただくことの難しさを改めて実感した。福田新市長にはご活躍を期待したい。
10月28日、29日に私が客員教授を務める倉敷芸術科学大学の唐木学長と共に倉吉の日本獣医師会の前会長である山根先生を訪問した。山根先生は人と動物の共存・共生を目指した本物の実践家である。まず、倉吉にある動物臨床医学研究所の素晴らしさに驚かされた。充実した最先端の設備を備え、唐木学長は「どんな獣医の大学施設にも引けをとらない優れたものですね」と感嘆の声をあげられた。同時に広い土地を開拓し、野生動物の保護を兼ねて「人と動物の未来センター」という施設も作られていた。全て自前である。
夜はいろりのあるご自宅で奥様の手料理を楽しませて頂いた。
帰京した翌日、来日中のミャンマーのウィン シェイン財務大臣にお会いした。
急な来日だったようで私が倉吉に行った28日に来日され30日に帰国ということで帰国直前、宿泊先のホテルで朝8時から約40分間お会いした。ちょうど一年前東京で初めてお会いし、今年の3月にミャンマーで会って以来3度目であり、本当に親しく話がはずんだ。12月にはミャンマーでアセアンのオリンピックと言われる「シーゲーム」も開催される。都合がつけば是非開会式にお出かけ下さいと言われた。いつもの笑顔であった。