今最も注目の国、ミャンマーの特命全権大使に樋口建史さんが就任された。赴任をひかえ激励する会が開かれた。(株)共同通信社の古賀社長の呼びかけで岸外務副大臣、キンマウンティン駐日ミャンマー大使はじめ約30名の出席者で、和やかな中にこれから大きく発展するミャンマーへの関心の高さもあり大変盛り上がった会となった。私も乾杯の音頭をとった。かねて89代警視総監を務めた樋口大使の挨拶は、新任とはとても思えない既に長いこと大使を経験していたかのように堂々とした頼もしい挨拶であった。ご活躍に大いに期待したい。
民主党の日本・ミャンマー経済交流推進議連が新たに発足した。野田前総理が会長で私も顧問に就任した。2011年ミャンマーの軍政から民政への移管を受け当時の野田政権は世界でいち早くミャンマー支援に動いた。私も財務大臣当時開催されたIMF・世界銀行東京総会においてミャンマー支援のため債権国約30カ国による「ミャンマー東京会合」を開催し、我が国としてミャンマーの約5000億円の延滞債務のうち約3000億円を免除することや円借款再開を国際公約として発表した。その結果、欧米のすべての債権国も債権放棄することになったのである。こうした経過から民主党も私もミャンマーの民主化と発展には特別な思いがある。早速この議連として4月28日から5月1日までの日程でミャンマーを訪問する。テインセイン大統領をはじめ多くの閣僚と会見の予定である。私にとってはテインセイン大統領やウィンシェイン財務大臣とは久し振りの再会で楽しみである。
4月21日に地元川崎で定期的に開催している「国政を語る会」を開催した。あいにくの雨模様となったが多くの市民の皆さんに参加頂いた。今回は私が2010年から2012年に拉致問題解決に向け北朝鮮幹部と水面下で4回にわったて一対一の協議した内容について、もちろん全てとはいかないもののできるだけ詳細にお話しをした(既に3月10日のブログに記載しております)。皆さん初めて聞く話でもあり大変関心が高く懇親会では多くの質問を頂いた。また、同時に私の拉致問題への真剣な取組に大きな評価も頂いた。いよいよ日朝政府間協議が本格化する。私は2008年の政府間合意である拉致の再調査については前進するものと思う。というのは私の4回にわたる北朝鮮幹部との協議もかなりの時間この再調査をめぐるものであった。そのことからして私は前進するものと感じている。とにかく拉致問題の一日も早い解決を切に願う。
「国政を語る会」開催(4月21日)