記録的な猛暑が続いていたら急に梅雨入り。しかも梅雨のない北海道を除いて全国的に一気に梅雨入りとなった。今年の梅雨はエルニーニョの影響で長引きそうだという予報である。
7日(土)顧問を務めている少林寺拳法関東学生OB会総会に出席した。
会場は慶応大学日吉校舎で小雨に濡れた銀杏並木が美しい。関東の各大学の少林寺拳法部OB会長、監督、現役学生の主将をはじめ多数のOBや関係者そして会場となった慶応大学の現役拳士らで盛会であった。私は挨拶の中で先月ミャンマーに訪問した時に会った東大少林寺拳法同期生の牟田さんに聞いた話をした。
同期生である牟田さんは元東京工業大学の副学長で現在国際開発センター理事である。同時にミャンマー政府の教育省の顧問でもあり、一年の半分位はミャンマーの首都ネピドー暮しである。ミャンマーの新しい教育制度についてのアドバイスをしている。彼と先月ネピドーで会食をした。その時に牟田さんから聞いた話はこうである。
東南アジアのオリンピックといわれる東南アジア競技大会(SEAゲーム)が昨年の12月にミャンマーのネピドーで開催された。その大会の正式種目に何と少林寺拳法がある。前回(2011年)のインドネシアでの大会から採用されたとのこと。そこでミャンマー政府は日本に少林寺拳法の指導者を求めているという。その事を挨拶でふれた。多くのOB達が興味をもってくれた。誰か志願してくれると有難い。
翌8日(日)に日本食文化協会主催による日本食文化賞の表彰・顕彰式典に来賓として出席した。
この協会の最高顧問は明治天皇の曾孫にあたる朝香誠彦氏であり、会長は私が長いことお付き合いしている京料理「よこい」のご主人の横井清さんである。伝統食文化部門、旅館・料理店部門、料理人部門、名工賞など19の個人や団体が表彰された。
日本食は昨年ユネスコの無形文化遺産に登録された。その理由に和食の食文化が自然を尊重する日本人の心を表現したものであり伝統的な社会慣習として世代を超えて受け継がれているとの評価である。今回表彰された人や団体はまさしくそうした和食の文化を受け継ぐと共により創造的な仕事に励んでいる人達である。地味であるが尊いことであり、心から拍手を送った。