今年も市役所前の通りの銀杏がみごとに色づき少しずつ落葉となっている。
落葉を踏みしめるとキュッと音がする。
晩秋から初冬への季節の変わり目である。
空も青く澄みわたり昼間は風もない穏やかな日和りであった。
しかし夕方から急に風が冷たくなり、いつものように川崎駅西口での街頭活動では手がかじかむほどの冷たさであった。
その分西の空の夕焼けがみごとであった。
今日11月30日は予定では衆議院選挙の投票日であったハズである。
まさに幻の投票日となってしまった。
「10月26日、11月2日、11月30日投票」と常にマスコミと与党幹部、とりわけ細田自民党幹事長は11月30日投票を公言していた。
しかしいずれも、その予定が近づくとまるで蜃気楼のように消えてしまう。
今日の11月30日もまた幻の投票日となり静かに一日が過ぎた。
政策も選挙もすべてが先送りの状況である。
世界を見渡せば、それこそタイムリーかつスピーディーに景気対策を打出している。
すっかり世界の流れからはずれてしまった日本。
また麻生総理の“総理になったら臨時国会の冒頭で解散総選挙をするのが私の使命だ”“年内にさらに景気対策が必要だ”など国民に約束したことをことごとく実行しないことに、強い憤りを現すべきだと思う。
それこそ韓国やタイなど海外だったら今頃、党派を超えた国民の怒りで総理官邸は取り囲まれているのではないだろうか。
怒りを行動に現すことが、今の日本にはあまりにも少ないように思う。
その反動からか、個人による無差別の殺人など凶悪事件が連続している。
社会の連帯感を生み出すような運動が、今こそ必要ではないかと思う。
もっとストレートに国民の思いを行動に移せるような機会を民主党は積極的につくったらどうであろうか。