早いもので今年も今日で終わり。
今日は寒さ厳しいものの、真っ青な空が広がり穏やかな大晦日である。
2010年は私にとって大きな節目の年となった。
菅政権になり復活した政策調査会の会長代理に就任した。
思いがけないことだった。
政調会長代理の仕事は本当にやりがいのある仕事である。
その一方でスケジュールがそれこそ超過密で地元活動をする時間が極端に少なくなった。
とりわけ落選中はそれこそすべての時間を地元活動に費やせたものだから、まして当時に比べたら天と地の違いである。
しかし同時に落選中、即ち失業中に味わった経済的厳しさと「仕事をしたくてもできない」辛さ、悔しさを思うとどんなに多忙でも仕事ができることへの感謝と喜びを感ずる日々でもあった。
今朝の朝刊ではA社の整理解雇の記事をはじめ失業のまま年を越す人たちの記事が目に付いた。
また来春卒業の学生の就職内定率は過去最悪だという。失業したままや内定をもらえず新年を迎える若者が多くいるのだと思うと胸が痛む。
10月、中間選挙直前のアメリカを訪れた。
なぜオバマ政権が苦戦しているのか、その疑問はアメリカに行って即解けた。
それは改善するどころか悪化する一方の雇用にあったのである。
来年度の税制の中で雇用促進税制の創設に加え、菅政権は法人税を大企業5%・中小企業3%の減税を決定した。
その意図するところはまさしく雇用対策である。
減税することによって新規雇用を増やし、勤労者の労働条件を少しでも向上させてほしいのである。
それが経営者の社会的責任でもあると思う。
来年はあらためてじっくり雇用政策に取組みたいと思う。
皆さん、よいお年をお迎えください。