やっと国会対策委員長としての仕事に行動と思考が慣れてきた感じである。
これまで政策調査会長代理が一番長かった。
この政調会長代理時代との最も大きな違いは基本となる時間軸である。
政調時代は大体週単位であったものが今は一日単位である。
カレンダーを前に一日単位で考え判断していく。
特に政府を支える与党の国対委員長として、予算をはじめ政府提出の法案をいかに成立に結びつけるかが最大の仕事である。
時間軸と法案の優先順位とのかね合いや、党内調整と野党との折り合いを考慮しながらのまさに、タテ、ヨコ、ナナメの軸を総合して判断していかねばならない。
しかも今のねじれ国会を考えると、あれもこれもという訳にはいかない。
それこそ優先順位をきちんとつける事が大事だと思う。
風呂敷を広げてもきちんと畳まねばならないから、むやみに広げても無理である。
その辺の見極めも重要だなと思う。
いよいよ本予算の審議が始まった。
先週はTV中継の2日間、とにかく1日無事に終わるとほっとする。
質疑の内容も深みのあるいい論議だなと思えるものも少なからずあった。
その一方相変わらず本質的なものでなく、あげ足取りや単純な知識を問うものもある。
TVを見ている国民からみても明確にその質問の違いがわかったのではないかと思う。
これから毎日予算委員会が続く。
与党の最大の仕事である予算の早期成立にむけ緊張感をもって対応していきたい。