梅雨空も今日は中休み。木々の緑も色濃くなり、紫陽花も美しい。
天気はさわやかだが、政治はどんよりと混迷している。
一日も早くすっきりとしたいものである。世界はどんどん変化し激動しているのに日本の今の政治は内向きかつ切れ味が悪すぎる。瞬間的且つ、短期的な事について声高に自己主張をする政治家が目立つ。そういう人に限ってよく使う「信念」という言葉はそれ自体は美しいがその信念が本当に正しいのかどうか時々は疑ってみる事が必要ではないかと常々思っている。
とかく人間は先の見通しについてもそうなるものだと思い込んだり、何か先が見えているようように錯覚を起こすことが多い。しかし現実に自分の目で見えていることは今のこの一瞬でしかない。極論すれば一瞬先は全くわかっていない未知の世界である。
即ち、先の見通しを立てることは重要だがそのことが現実になるかどうかはわからないことであることも真実である。今見えているものは一瞬一瞬のこの瞬間でしかなく、まさによく使われれる言葉「一寸先は闇」も又真実である。常に未来に対し良い意味での〝おそれ〟をもっておくことを改めて今強く心がけている。