川崎市役所前の銀杏並木の紅葉が目に染みる美しさである。まさに晩秋!穏やかな秋の陽射しの中、地域の秋祭りや忘年会に顔を出した。早いもので今年もあと一か月ちょっと。慌ただしい師走が近い。
先日IMFのラガルド専務理事から手紙が届いた。先月、私が手紙と一緒に赤い羽を送ったことへの返事である。何と全て自筆!昨年の東京総会とその総会後の記念撮影時に私が送った赤い羽の思い出とお礼。そして、ワシントンのIMF本部へ是非訪問して欲しいという内容である。有難いことである。以前、朝日新聞にラガルド専務理事のインタビュー記事があった。その記事の冒頭に、インタビューしたラガルドさんの執務室に昨年の東京総会の歓迎レセプションの鏡割りの写真が掛けてあると書いてあった。レセプションでは私が乾杯の音頭をとったので、その光景はよく覚えている。私と野田総理のほか鏡割りする人は外人ばかりなのでお酒の升を皆さん思い切り割った。飛び散ったお酒が野田さんの顔にびっしょり!会場大笑い!その時の写真である。私の手元にもある。懐かしい思い出の一コマだ。
ラガルドさんからの手紙は全文が自筆でたいへん有難いことでまた嬉しい事であるが、とにかく個性的な字体である。読むのに一苦労である。また今回分かった事に、ラガルドさんあての手紙は本人に届くまでに何と5回、即ち5人が検閲したうえで本人のもとに届けられていることが判った。なるほど!国際機関のシステムの厳重さを感じた。
18日に私の「労働組合読本」の出版記念講演会が出版元でもある日本生産性本部の主催で開催された。元石、岩崎、宮崎さんなど懐かしい方々も顔を出して頂いた。共に労働運動、労使関係のありかたを論議し学んだものである。
この本は初版発行の時には韓国語に翻訳された。今回はミャンマー語の翻訳が検討されている。ミャンマーは労働運動や労使関係もこれからである。少しでもミャンマーの労働運動、労使関係の発展にお役に立てれば有難いことである。