この一週間もいろんな新年会に顔を出した。新年会はまだまだ続く。
15日に牟田さんにお会いした。牟田さんとは東大少林寺拳法の同期であり、郷里が彼は甘木、私は柳川と同じ福岡でしかも近い。彼は東京工業大学の副学長から今は国際開発センターの理事である。東大で同期と言ってもお互いに当時の記憶になく事実上初めて会ったようなものだ。その牟田さんは今ミャンマーの教育省の顧問としてミャンマーの教育制度改革に一生懸命取り組んでいる。一年の半分以上ミャンマーの首都ネピドー暮らし。「これからのミャンマーの国造り、人づくりの本当にやりがいのある仕事です」と、苦労話を含め様々な具体的な改革案について語ってくれた。今月の20日からまたミャンマーへでかけるとの事。健康で一層の活躍を期待したい。
昨日(17日)は東京女子医科大学先端生命医科学研究所を訪問した。特に次世代医理工連携推進の拠点である東京女子医科大学・早稲田大学連携先端生命医科学研究教育施設を岡野光男先生の案内で見学した。岡野光男先生は東京女子医科大学副学長・教授でこの研究所の所長でもある。そして何と言っても再生医療で世界初の細胞シートを開発し既に心臓病など画期的治療が行われている。岡野先生は「論文だけの研究で終わることなく、治らない病気を治せるところまで進めるには、工学研究者や医師らが基礎研究から一体となって取り組める仕組みが必要だ。東京女子医科大学では早稲田大学と連携して医工融合研究教育拠点を作り、企業を巻き込みながら最先端医療の研究と学習を進めている。そして大学や地域、国家の垣根を越えて、様々な医師や研究者、企業がチームとして臨床応用にあったている。世界初の新しいテクノロジーで世界中の患者を治療できるようにすることが願いです」と素晴らしい思いを熱く語られた。そのあと研究所を見て回った。そこで思いがけず約25年ぶりに伊関さんにお会いした。彼は、いまこの研究所の先端工学外科学分野の教授である。専門は脳神経外科である。伊関さんとは息子同士が小中同級生でボウイスカウト活動でも一緒であった。懐かしい!出会いであった。
世界最先端の素晴らしい現状と現場のピリッとした雰囲気に身が引き締まった。
岡野先生と(東京女子医大の教授室にて)