紅葉の季節である。京都をはじめ紅葉の名所がTVで映し出されるたびに晩秋の日本の風景は落ち着いたみごとな美しさだと思う。
先週の週末は3連休。天気も良く特に土・日は暖かい穏やかな日よりだった。
この週末3日間は、地元をまわり本当に多くの人に出会った。
そして様々な意見や話しを聞くことができた。その意見や声をじっくりと時間をかけて私なりの考え方や政治の政策の中に反映すべく練り上げていきたいと思っている。また同時に一人住まいのお年寄りの多いのに気づかされた・・・。
そして中には“久しぶりに会話をした”という方も何人かいらしたのには驚いた。ある人は玄関口で、またある人は窓越に、そしてある人は外に出てきてと、皆さん一気にしゃべり続ける。
話しはきまって税金・年金・介護といったことから始まりそのうち子供や孫のことへと話しの話題は広がっていくのである。お一人で気丈に暮らすお年寄りのたくましさを感じながらもやはり人と話すことさえ少ないという現実を踏まえると高齢化社会の抱える厳しい一面をみる思いであった。
高齢者と地域社会の関わりをより強く、温かみのあるものに変えていく必要性を痛感した。聞くところによるとこうした一人住まいのお年寄りを定期的に訪問する自治会やNPOもあると聞く。
人間だれしも必ず年をとっていく。今の若者は将来の高齢者である。すなわち今の高齢者の姿は若者にとってみると将来の自分の姿でもある。お年寄りが元気で生き生きしている社会こそ本当に活力ある社会といえるのではないか。
・・・そんなことを思いながらの週末であった。