1月26日午後の衆議院本会で代表質問を行った。
党を代表しての代表質問に立てたことは光栄であり、本当にありがたいことである。
今国会から与党としての民主党も代表質問をする方針としたが、私は当然岡田幹事長が質問に立つものと思っていた。
ところが国対から「ジョーさんやってくれ」と言われ、少々驚いたが大変名誉なことでもあるので快く引き受けた。
今までの野党から政権を支える与党に変わり、その代表質問である。
そこで政権交代により、どういう政策転換が現実に起こっているのかを、そして民主党菅政権はどういう社会を目指しているのか、そのために重要な政策は何なのかを明らかにすることを中心とした内容にした。
そして締めくくりとして昨年私もTVでもみて大変感動したハーバード大学の政治哲学者、サンデル教授の「白熱教室」を取り上げ、白熱の国会、即ち熟議の国会をしようと与野党議員に呼びかけた。
そのために全体を通して自民党批判を極力抑えたものとした。
持ち時間40分の演説、何とジャスト40分であった。
私の演説が終わったとたん、国会の私の事務所には全国から電話が鳴り続けた。
7割が良かったという激励の声である。やはりNHK全国放映の影響はすごい!
中には本当に久しぶりになつかしい味の素時代の友人からのメールも複数届いた。
ところが当日の産経新聞朝刊に私が質問内容を政府に通告するのが、ルールで決められた日より遅れたと言う内容の記事が書かれた。
何なんだこれは!
与野党取り決めの日より数日も早く通告していたのに、この記事は一体何だ!
こういう事実と異なることは許せない。
そこで即、友人でもある産経新聞政治部の五嶋氏に抗議の電話を入れた。
電話した直後、記事を書いた記者が謝罪に来た。
私に確認をせず書いたことを詫びた。
翌日の朝刊には私がきちんとルールを守って質問通告を政府にしていたことの記事が載った。
人騒がせな記事であったが一件落着!
さぁいよいよ予算委員会である。
しかし早速野党は出席拒否である。情けない!
相変わらず政局中心で半世紀以上政権を担ってきた自民党も今や万年野党と何ら変わらないようである。