先月末の23~24日の一泊二日で九州の実家に墓参りに帰った。佐賀空港に降りると有明海からの初春の風が心地よい。空港から実家までタクシーで30分。周りの麦畑は新緑がしみる美しさ。川岸にはもう菜の花が咲いている。季節は春である。久し振りに故郷の空気に心が和んだ。
今週もいろんな人とお会いしたり食事をしたりまた三か月ぶりにゴルフを楽しんだ。24日(月)は古い友人である料理人横井さんのお店にでかけた。横井さんは京料理「よこい」のご主人で、「料理の鉄人」で有名な道場六三郎さんと兄弟弟子で、数々のテレビの料理番組に出演している人である。本当においしいものを食べたい時には「よこい」にでかける。それにしても本当に久しぶりである。横井さんの息子さん娘さん二人も待っていてくれて賑やかに食事を楽しんだ。
25日に日本銀行の室長が「最近の金融状況」について説明に来てくれた。日銀の金融緩和は今年いよいよ正念場である。本当にうまくいくのか、それとも日本経済破綻への道にいくのか岐路の年だと思う。あのジョージ・ソロスもこの異次元の金融緩和について「リスクを伴う実験」と言った。おそらくこの金融緩和政策に確信をもっている人は誰もいないのではないかと思う。四月からの消費税アップもあり、また中国をはじめ中進国経済の先行き不透明感の中、新年度の景気動向は注意深く見ていくことが大切である。その点でも安倍内閣は経済に集中すべきである。
その日の夜は、私が民主党の政調会長代理時代に毎日のように私の議員会館の部屋に来ていた財務省と総務省のメンバーと会食した。ほぼ予算案も成立したようなもので、いよいよ消費税アップを見据えた今後の税制改正が焦点である。大いに論議が盛り上がり当時を懐かしく思い出した。
また次の27日は財務大臣時代の二人の秘書官と国際局の課長が先日シドニーで開催されたGー20の内容について説明、報告に来てくれた。事前に言われていたような米国の金融緩和縮小への新興国からの不満の声は取り敢えず出なかったという。おそらく今は取り敢えず協調することが一番という認識で一致したのだろう。私もメキシコでのGー20出席した体験からして何となくわかる気がする。
28日は初夏を思わせる今年一番の素晴らしい天気で絶好のゴルフ日和。メンバーはマスコミ界の友人と台湾外交のトップである。クラブを握るのは四か月ぶりであったが天気もよく気分も良くスコアは44・44の88と私にしてみると出来過ぎ。最高の一日であった。今日はまた冬に戻ったような寒い一日である。
明日は二社のテレビ取材をうける予定である。